第2回 | 旧太子駅(きゅうおうしえき)
太子駅は日本鋼管群馬鉄山の鉄鉱石を運ぶ専用線「太子線」の始発駅として戦時中昭和19年に完成開業、昭和27年に旧国鉄に編入され、
昭和29年に旅客営業を開始したが昭和41年に群馬鉄山は閉山、昭和46年に太子線は廃線となります。
2020年登録有形文化財に指定されています。鉄筋構造物としての劣化が甚だしい旧太子駅です。
第2次世界大戦末期の昭和19年に構築され、鉄鉱石を運ぶ始発駅の遺構として評価された登録有形文化財
鉄筋コンクリートの劣化
ローマンコンクリートは2000年の歴史を刻んで、いま我々の前に水土橋、パンテオン、コロッセオなどその遺構を見せています。
建設時の旧太子駅の鉄筋コンクリートの質とその後の劣化の関連を考えさせられる建造物です。
群馬鉄山
群馬鉄山はチャツボゴケが鉱石を生成するバイオミネラリゼーションにより、
褐鉄鉱床が形成され、国内の鉄資源として近代工業を支えた歴史があり、自然物としてとして鉄の姿があります。(現地説明板より引用)
チャツボゴケがバクテリアの働きにより、長い年月をかけ褐鉄鉱床を形成することに驚きです。

旧太子駅 上屋が撤去されたホッパー棟

旧太子駅 ホッパー棟列柱

旧太子駅 ホッパー棟梁と床版

旧太子駅 ホッパー棟柱

営業当時の太子駅舎とホッパー棟(ポストカードより引用)

営業当時の太子駅に停車する鉄鉱石運搬貨車(ポストカードより引用)